吉田)直接、業務ということではないんですが、女性運転者というのは年代が決まってくると思うんです。私達の世代だと子育てが終わって自分の時間が作れるようになる年齢です。これが結婚して、子供がまだ小さくてという世代の人だとなかなか難しい仕事ではないでしょうか?
押足)子供が熱を出したり、体調が悪かったら病院に連れて行かなければならない。事務者であれば朝1時間遅刻して、終業時間で調整するということは出来ましたけど、バスの仕事だとそれが難しい。バスは1時間遅れて運行することは出来ないので、代わりの人がいないといけない。だけど当日急に代わってもらうことは出来ません。
山田)子供が学校を卒業して、独立しているので安心してこの仕事が出来ています。せっかく若い人が入社しても、結婚して子供が生まれると退職してしまうということも出てくるんじゃないでしょうか。近くに面倒を見てくれる親がいれば預けられますが、なかなかそういう環境の人も多くないと思います。子供がいると難しい仕事かもしれません。
吉田)子育て世代は勤務するのが厳しい業種だと思います。時間も不規則ですし。実際に子供が産まれて、仕事を続けられなくて退職した人を見ています。
山田)ダイヤにもよるけど、朝早かったり、逆に夜遅かったりですからね。
押足)社内は女性運転者は多いけど、年齢も高いというのが現状だと思います。
吉田)なかなか難しいかもしれないけど、これは日東交通に限ったことではないと思います。多分、全国的に課題になっていることではないかと感じます。要望ではないですけど、改善していけたら良いと思います。