昔から機械をいじるのが好きだったので整備士を志しましたが、私の学生時代は就職氷河期で、今と違って整備士の求職は今ほどない時代でした。ガソリンスタンドや民間の整備工場、トラックの整備工場を経て2016年に日東交通に入社しました。
バスの整備の仕事は部品が大きいので、移動するのもひと苦労です。普通車だったら一人で出来る仕事もバスは二人係りなんてことは多くあります。
前職でのトラック整備の仕事も部品が大きくて大変な仕事でした。トラックとバスとの違いは、バスの整備は運転手との関わりがそれ程ないことです。一見マイナスかもしれませんが、トラックの運転手はこだわりが強くて、装飾一つとってみても、これじゃなきゃいけないという方が多くいました。しかも高額な物が多かったので、そういう注文を受けるのがかなり大変でした。それとトラックは昼間に仕事しているので工場に持ってくるのが夕方。それから業務に当たっていたので業務終了が21時を過ぎるなんてことはしょっちゅうで、夜中まで仕事することもありました。体力的にも精神的にも大変でした。