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日東交通採用情報

嶋野明子

高速バス運転者

2007年入社


プロフィール

嶋野明子

Akiko SHIMANO
51歳
高速バス運転者 | 2007年入社

入社からこれまでのキャリア

2007年入社 木更津営業所 高速バス運転者

「バスの運転者は女性の仕事」その誇りを持って毎日ベストを尽くす

街中を運行する女性運転者に憧れ転職を決意

街で見かけた日東交通の女性運転者の方を見て「かっこ良いな、私も運転したい」って思ったのが運転者になったきっかけです。

それは今から20年くらい前の話です。その時の仕事はバスとは全く関係のない仕事でしたが、街中でよく日東交通のバスを目にしていました。当時、女性の運転手は今よりもかなり少ない時代ですから、大きなバスを運転する女性はとても目を引きました。その女性を何度も目にするうちに「私も運転したい」という気持ちがどんどん大きくなって行き、その思いはいつか「私もバスを運転する」という強い気持ちに変わって行きました。
実は20代の頃に将来役に立つだろうと、大型一種免許は取得していたんです。ですが、当時はダンプやトラックの仕事は女性には体力的にきつい仕事ばかりでしたので、その資格を生かすことはありませんでした。

バスを運転すると決めてからは、実行は早かったです。とは言ってもすぐに日東交通に電話して運転者に応募とは行かずに、運送会社に転職しました。なぜかというと、最初からお客様を乗せて運転するのではなく、まず荷物を運ぶ仕事をして、そこで慣れてからバスの運転者と段階を踏もうと考えたからです。トラックも4トンだったので練習にはちょうど良い大きさでした。その運送会社に入社する時点で、バスの運転のための修行だと思ってました。その会社に数年勤務して、辞める時には社長から何度も引き止められましたが、「私にはバスの運転者になるという夢がある」と振り切って退社しました。

修行を経て(笑)、ようやく夢の運転者になることが出来ました。本当に嬉しかったです。木更津営業所に配属されましたが、私が憧れていた女性運転者の吉田さん(現在は鴨川営業所に勤務)はその時には一度退職されていて、いなかったんです。残念でしたが、その後、業務中に木更津駅でお会いすることが何度か会って、すぐに話し掛けて色々お話しするようになりました。年も同じだったことも分かり、すごく仲良くなりました。
最初は路線バスで市内線を担当です。初めて乗ったバスは4トントラックとは違い、高さがありました。それと、それまでは荷物を運んでいましたが、お客様を乗せるというのが一番の違い。トラックとは違って、お客様が降車する時に「ありがとう」と感謝の声をいただけるのが嬉しかったです。

市内線は同じ時間の路線であれば、大体同じお客様です。常連のお客様と次第に顔見知りになり、お客様から声を掛けていただいたり、逆に私の方からお声掛けしたりして、日常会話が出来るようになって、とても楽しい仕事だと実感するようになりました。

インタビュー

女性ならではのお客様への細かい気配りで
安心と安全を提供する

路線バスを1年経験した頃に高速バスへの登用のお話を当時の営業所長から頂きました。

ですが、まだ自信がなかったのでお断りさせていただいたんです。それまで、業務で都内を走った経験もなかったから自信もなかった。自分の中でまだ気持ちのゆとりを持って運転出来てなかったからなんです。余裕とはまた違うんですが、運行中は常に気を張って運転しています。高速バスは路線バスとは違うので、それ以上に気を張るというゆとりを入社1年で持つことは出来ませんでした。
3年経験した時に今度は自分から高速バスの希望を上げました。自信というわけではありませんが、その時は以前より気持ちにゆとりを持って運転出来ていたので挑戦してみようと思いました。

インタビュー

常に「平常心を保ち油断しないこと」を意識して運行しています

高速バスに乗ってまず驚いたのがバスの長さです。

12mは長いです。驚きと同時に、今まで以上に安全に運行しなければならないと決意しました。
高速バスは路線バスとは違い、市内だけを運行するわけではありません。仕事とは言え、アクアラインに乗って都心に行くというのはとても楽しいです。路線バスは毎日同じ風景を見ながらの運行ですが、高速バスは違う風景を見ることが出来ます。長い距離を走るのも魅力だし、世間の流れを感じることが出来る。都心の最先端の物を見られるというのも魅力です。今はコロナ禍で乗車いただくお客様は少なくなってしまいましたが、数年前はMAX60名のお客様を乗せて運行していました。外出する人も少なくなっているせいか車も少なくなっている。これも世間の流れですよね。
高速バスはついスピードが出がちです。今は高速道路での車が少ない分、スピードを出して運転している車を多く見かけます。
そういう車に合わせない、左車線を走ること。常に「平常心を保つ」、「油断をしない」、「気を張って運行する」ということを意識して運行しています。

インタビュー

さらに、お客様への気配りを大切にしています

これはトラックの仕事とは大きく違います。
乗車時と降車時には必ず挨拶をします。

特に土日や休日の夕方の上り線は渋滞で遅延するので、乗車時に一人ひとりに口頭で説明するようにしています。また車内アナウンスでも渋滞情報を入れるなどして、お客様が安心して乗車していただけるように気を配っています。アナウンスは端的に、しかも分かり易くお伝えする必要があります。ですからアナウンスはかなり練習しました。降車の際にお客様から感謝の声を掛けていただくことがあります。本当に嬉しいし、この仕事を選んで良かったと実感する瞬間です。
バスの運転者という仕事は男性の仕事と思われがちですが、逆に私は『バスの運転者は女性の仕事』と思っています。
お客様への挨拶や運賃のやり取り、車内アナウンスなどの細かい気配りは女性ならではと思っています。業務面でも手積み・手下ろしの荷物がないので力を使いません。ですから体に大きな負担はありません。また、セキュリティ面でもドライブレコーダーや車内カメラも搭載されているので、安心して仕事をすることが出来ます。
これからも女性ならではの気配りで、毎日ベストを尽くし、お客様に安心・安全な運行を提供してご満足いただけるように務めて行きます。

(2022年2月15日インタビュー)

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